葉酸を取りすぎた場合の体への影響・副作用

制止している女性のイラスト

いくら体に良いからといって、栄養素はたくさん摂ればよいというものではありません。
栄養素はそれぞれが体の内で相互に影響しあっているので、ある栄養素だけ取りすぎてしまうとうまく効果が得られなかったりしてしまいます。
適量をバランスよく摂取することが最も大切です。

 

葉酸に焦点をあててみると、葉酸摂取量の上限は1,000μgとされています。
葉酸は水溶性ビタミンの仲間なので、とりすぎても尿から排出されるためあまり深刻なことにはならないと考えられていますが、それでも取りすぎは不眠症や消化器官への影響がみられたり、癌の形成を促進したりという副作用も報告されています。

 

普段の食事で取りすぎた!というケースは稀ですが、サプリメントからとるときはきちんと容量を守って摂取して下さい。
またたくさんのサプリメントを一度に飲んだりするのも避けましょう。

 

摂取量に上限のある栄養素

では他のビタミン・ミネラルには取りすぎた場合の悪影響がないか、見てみましょう。

 

葉酸のようなビタミンB群は水溶性のため、尿となって排出されやすいため副作用はほとんど起こりません。しかし、あまりに多く摂取した場合は体へ負担がかかることがあります。

 

注意が必要なのは脂溶性のビタミンとミネラルです。

 

脂溶性のビタミンは体内に蓄積されて排出されにくいため、取りすぎはよくありません。特にビタミンA(動物性のもの)やビタミンDの取りすぎは、赤ちゃんに形態異常がおこる恐れがあるので注意が必要です。

 

ミネラル分は体になくてはならない栄養素ですが、多量摂取は中毒症状や副作用を引き起こしますので注意しましょう。サプリメントを使って不足している栄養を補うことは大切なことですが、乱用による過剰摂取には健康を損ねる危険も伴っているので、容量用法は必ず守りましょう!

 

食事をバランスよく食べていれば、栄養素の過不足は起きません。過剰摂取となる場合もかなりの量となりますので、恐れる必要はまずありません。ただし、妊娠などの特別な時期だと食事だけでは栄養が不足しがち(つわりで食べられないと特に不足します)なので、ちゃんとした品質のサプリを利用してうまく栄養バランスをとるよう心掛けましょう。

 

下記に注意したい栄養素の許容上限摂取量をまとめていますので、参考にしてみて下さい。

 

許容上限摂取量(1日あたり)
ビタミンA
1,500μg
1日15,000μgを長期過剰摂取すると、頭痛、吐気、肝臓障害を起こす。
※動物性の食材から直接ビタミンAを摂取した場合の上限です。βカロテンなど、体内でビタミンAに変換されるものに上限はありません。
ビタミンB6
100,000μg
水溶性ビタミンですが、1日に200,000〜500,000μgの過剰摂取を長期間続けると、しびれなどの神経障害が出る可能性あり。
ビタミンD
50μg
1日に500μgを長期摂取すると毒性が現れる。
ビタミンE
3,000,000μg
ビタミンK
30,000μg
ナトリウム
1日8g以下を推奨。
カルシウム
2,500,000μg
カリウム
上限設定はないが、過剰摂取は高血圧に繋がる可能性があるので注意。
マグネシウム
700,000μg
リン
4,000,000μg

40,000μg
亜鉛
30,000μg

9,000μg
マンガン
10,000μg
クロム
250μg
ヨウ素
3,000μg
モリブデン
250μg
セレン
250μg

 

 

 

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